「水道民営化を考える映画・講演会」、大成功!

スイミー

2020年02月16日 19:22

 「水道民営化を考える映画と講演会」が2月8日、岡崎市の「道の駅藤川宿」に隣接する「むらさきかんホール」で開かれました。参加者は約130人。
 最初のプログラムは「どうする?日本の水道」の上映。人口減や財政難、水道インフラの老朽化などを背景に、水道事業の運営権を民間企業に売却する「コンセッション方式」を政府が導入しようとしていること。 すでに導入している世界各国で水道料金高騰、水質悪化などを招き、いま再公営化の流れにあること。日本はそれに逆行する政策をとっていることなどを解説し、日本の選択を問いかける内容でした。
 次は約20年にわたりPFIと水道民営化問題に取り組んできた尾林芳匡弁護士の講演と質疑応答。水道民営化が引き起こす問題の具体的事例、その背景に大手企業の利権構造があること等を分かりやすく、時にはユーモアをまじえ話してくれました。
 隣の西尾市から参加した方は、次のような感想を寄せています。

 
 「  いや~とても勉強になりました。
   まず、PFIと民営化、コンセッション方式、色々名前を変えてわかりにくくしていますが、どれもこれもほぼほぼ同じで、要は民間に利権を
  譲る、ということみたいです。コンセッション(concession)を辞書で
  引くと利権、と出てくるのですね。さすがに利権方式ではバツが悪いので英語の苦手な日本国民を煙に巻く英語命名作戦のようです。(笑)
  教えてくれた講師の尾林先生はPFIについて20年ほど調べまくっている方で、海外まで自費で調査に行ったり、最近では海外調査ツアー
  まで作って一般人も連れて行かれるんですって。なんか面白そうで行ってみたくなります~
  問題の岡崎市の水道民営化の話ですが、今のところ現市長はやらない、と言っていますが、岡崎市はこの秋市長選ですからね~~前西
  尾市長も市長選の前には急に産廃はやらない!!って言ってましたからね~~(笑)
   驚いたのは岡崎市の市役所の上のほうの階にはフランスの水道会社、ヴェオリア社(間違ってるかも)とかいう会社が入って一部水道の
  仕事をやっているんですって!
   怖いですね~~フランス、パリでは水道民営化してめたくちゃになり公営にもどしたようですが、仕事がなくなったので日本に進出してくる
  のでしょうかね??
   講演の中で1リットルのペットボトル、100円くらいで売られてますね。これ水道水だと1円40銭くらいだという話がありました。私たちは安
  全な水をとても安価に使っているのです。そして水は水道ひねれば出てくるもの、と思っています。
   でもどこからどうやって水が生まれて飲めるようになり、排水され、どう処理されているか何も知らないと思いませんか?良い水はどんな
  環境から生まれてくるかを含め、もっと知らないといけないと感じました。大切な水を守るために。
   市には水の勉強会をやってもらいたいと強く思いました。」

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